みなさんはご存じでしょうか?声にも運動する時と同じように準備が必要であるということを。
プロのスポーツ選手達は、試合前に体を温めるため必ず準備運動を行っていますよね。
そうすることによって、怪我をしにくくなったり、本来の力を発揮できたりします。
では、声を出すときはどうでしょうか?
実は同じなのです。声にも準備運動と同じように、しばらく練習すると声が出しやすくなったり、喉を傷めないで声を出せるようになるのです。
その結果、Voice Collegeでは、1コマ60分と他社よりも長い時間でレッスンを行っています。
個人差もありますが、声の準備時間としておおむね30分程度かかるのです。
実はそこからがレッスンの本番なのです。本来の自分の声を出してレッスンし、初めて自分の成長がわかるのです。
体験レッスンも行っておりますので、是非1度30分練習した後の自分の声を実感してください。
ボイストレーニングをもっと身近に感じていただけるために、ボイストレーニングの必要性やその効果を紹介しています。
このボイストレーニングがみなさんのミュージックライフに少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。
ボイストレーニングとは・・・
そもそもボイストレーニングとは、何なのでしょうか?
元々は歌手や俳優、声優、又そのような職業を目指している方、アナウンサー等、主に仕事に声が影響する方々が行うことが多いですね。
その方達がなぜやる必要があるのでしょうか?
例えば、スポーツ選手は、筋肉トレーニングをしますよね。
マラソン選手なら、より速く走れるように、野球選手なら、より遠くへボールを投げられるように、棒高跳びの選手なら、より高く飛べるように・・・等々。
それぞれのスポーツに必要な筋肉を鍛えます。
筋肉は鍛えれば、鍛えただけ発達し、自分の好きなようにコントロールできたり、より細かいペース配分や、力加減が自在に出来るようになります。
ちゃんと筋肉トレーニングをせずに、色々なスポーツを行っても、思うように走れなかったり、上手く投げられなかったり、体が言うことをききません。
では、声の場合はどうでしょう。
声を出す為には、声帯を振動させます。声帯を振動させる為には呼吸をします。
更に色々な歌声や声質を使う為に、様々なペースで呼吸をします。
そのためには、横隔膜を自在に操らなければなりません。
横隔膜が上手く使えないと、呼吸が浅く思うように声がコントロールできない為、その分、喉を締めたり肩に力が入ったりと、体の他の部分がカバーしようと働いてしまいます。
そうすると肝心の声帯に負担をかけたり、喉を痛めたりして声が出なくなることもあります。
つまり声を自在に使いこなす為には、自在にコントロールできる横隔膜を鍛える必要がありますし、横隔膜が鍛えられると、その上下運動が大きくなるので、下腹部や足腰の支えも鍛えなくてはなりません。
更にはその鍛えられた呼吸によって出てくる。鋭い息や柔らかい息などに対応する柔軟な声帯も必要です。
そして、そうして作られた声を、上手く共鳴させるために表情筋を使って、口腔や鼻腔の空間をキレイに作らなければなりません。
「声」という、世界でたった一つの「楽器」を磨き、その声の持ち主「奏者」を上達させるためのレッスンです。
「声」というのは、完璧な複製や量産ができない世界でたった一つの「楽器」なんです。
楽器は、上質な楽器と優れた奏者によって感動を与えることができる音を生み出します。生まれ持った「声」は、体の成長とともに成長する楽器だと考えてください。そして、その「声」を自在に操る奏者は自分。
「自分の声が嫌いなんです。あの人みたいなキレイな声だったらよかったのに・・・。」
「歌手の○○さんみたいな魅力的な声だったら私も歌手になってたよぉ・・・。」
こんなふうに「声」にコンプレックス(劣等感)を持つ人も実際にいます。
「私、オンチだから・・・。」
「歌は好きなんだけど、歌うのには自信がない」
私の母も事実この「歌う」ということにコンプレックスを持っています。
先ほど言いましたが、「声」は「楽器」、「歌う」は「演奏」だと思ってください。
楽器は弾いてあげなければ「よい音」になりません。それどころか、放置すれば「鳴らない楽器」になってしまいます。
たとえ「よい楽器」があっても、弾き方を知らなければ「よい音」を奏でるのは非常に難しいことです。
それに間違った弾き方(発声)を続けてしまえば、せっかくの楽器を壊してしまうことになりかねません。
「歌は好きなのだけど、すぐにのどが痛くなってしまう。」
「カラオケの後、声がガラガラでのどが痛い。」
というのはありがちなことですが、これは間違った発声をしているからです。
これを続けていると、のどを壊してしまい悪くすると「のど」が腫れて熱が出たり、出血したりして怪我をしてしまいます。
これらの問題は、ボイストレーニングで解決できるんです。
発声するときの呼吸方法や筋肉の使い方で解決できます。
生まれ持った「声」は交換できませんがトレーニングをすることにより、透る声や輪郭のあるきらびやかな声に進化させ、自分の歌声を大好きになってみませんか?
「でも、オンチだから・・・。」
声を体でコントロールできるようになればオンチは治ります。
世界でたった一つのあなたの「楽器」を一緒に磨いていきましょう。